アイコン 橘湾、赤潮発生でハマチ140トン処分

赤潮島原半島周辺の有明海や橘湾では、赤潮の発生で養殖ハマチなどが大量に死ぬ被害がでている。赤潮は、諫早湾から島原半島周辺にかけての有明海と長崎市の牧島周辺の橘湾に広がっており、雲仙市内の各地の養殖場では、ハマチなど140トンが処分された。

雲仙市は、3日赤潮被害対策本部が設置、雲仙市の奥村市長は、「漁業者が絶望しないように、県と協力して支援していきたい」と述べている。
雲仙市の対策本部では、夏を迎え、水温が高い状態が続くため、赤潮はしばらくはなくならないと見ていて、今後、被害を最小限に食い止めるための対策をとりたいとしている。

赤潮の原因は、近年では栄養塩の供給側の問題に加えて、塩に対する浄化側の作用低下の一因として、護岸工事による干潟の減少が問題視されている。干潟に住むアサリなどの生物は、そこに棲む微生物やプランクトン等を餌として取り込み、海洋への栄養塩や有機物の流入を食い止めるという、いわば自然の浄化槽の役割を果たしてきた。しかし、護岸工事などにより干潟が大幅に減少し湾内の富栄養化が進行。これを一因としてプランクトンが大量発生すると考えられている。   
諫早湾の干拓事業においては、干拓に伴う経済的な利害関係と並び、有明海での赤潮発生との因果関係が議論されている。
こういうことは証明が殆ど不可能であるため、温暖化が原因などと原因が摩り替えられているのが実情。一昔前までは赤潮などなかった。田中角栄時代の列島改造により、護岸整備や埋め立てなど急ピッチで行われ、その後瀬戸内海を始め全国で赤潮が発生しだしたのも事実である。

 

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[ 2009年8月 4日 ]
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