アイコン NISグループ大丈夫か

事業拡大が裏目に出、本業の金融業務では不当利得返還請求に喘ぎ、サブプライムローン問題では、頼りの外資が逃げ、事業の再構築に大変な同社であるが、先般はシノケンに6億円出資する(傘下の投資組合による)など元気いいところも見せた。
 

同社は2010年3月期の中間期予想として、営業収益36億円、経常利益▲15億円、当期利益▲15億円を計画していたが、このたび経常利益の計画を▲40億円の赤字(なお当期利益は▲15億円の赤字で変らず)に修正した。

前期中間期の実績は営業収益198億円、経常利益▲223億円からしてヨシとすべきか。それにしても営業収益が36億円(通年予想でも営業収益80億円)では再建はほど遠かろう。

 ※前3月期末の有利子負債440億円(08/3期末1,742億円)、1年間で1,300億円の有利子負債を減少させた力量は評価に値しよう。

 

twitter
[ 2009年8月19日 ]
スポンサードリンク
スポンサードリンク