アイコン スターバックスのザザビーリーグ、ファッション業界の何でも屋

 同社の第一四半期の売上高は、主に既存店の前期比が86.3%(衣料・服飾雑貨82.2%、生活雑貨88.3%、飲食・サービス94.3%)と減収になったこと等により、前年同期と比べ約17億円減少。また売上高減少に伴い、売上総利益は前年同期と比べ約12億円減少。

連結 百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期第一四半期
21,732
963
1,289
450
10年3月期第一四半期
20,047
562
988
433

① 主力であるファッション事業は、既存店売上高は▲17.8%と大きく落ち込み、109億9
百万円(前年同期比8.9%減)、営業損失は2億64百万円(前年同期営業利益2億43百万円)。特に百貨店で展開している事業の売上減収幅大きく、結果、衣料・服飾雑貨合計では営業損失となっている。

 ② 生活雑貨は、売上高は42億22百万円(前年同期比▲7.8%減)、営業利益は3億49百万円(同23.2%減)となりました。既存店売上前年同期比は、▲11.7%減で推移。これは客数減少ならびに点単価は維持するもののパック率低下に伴う、客単価下落の影響による。

 ③ スターバックス事業等の売上高は49億41百万円(前年同期比▲4.1%減)、営業利益は68百万円(前年同期営業損失99百万円)。既存店売上前年同期比は、主にメニュー変更に伴う客単価アップにより客数減の一部をカバーした結果、▲5.7減で推移している。加えて原価率の改善や管理可能経費の圧縮等により、当第1四半期は営業利益を確保したとしている。
 
 同社が展開するスターバックスの珈琲は、同様な珈琲店より高く客離れが進んでおり、そうした中メニュー変更で顧客単価を上げ売上高維持に務めており時代に逆行。マックのような大胆なことしない限り珈琲店での本格景気浮上は困難と思われる。
主力のファッション事業も20%近くの落ち込みとなっており、打つ術がない状態。頼りは利益率もよい生活雑貨であるがこの分野も落ち込んでいる。消費関連銘柄として業績回復は遠いと思われる。
 

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[ 2009年8月17日 ]
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