アイコン 我に帰ったか ベスト電器

ヤマダ電機の福岡来襲からはや10年を過ぎたが、対抗したベスト電器の奢り高ぶりの戦略がことごとく失敗、ヤマダ電機に乗っ取られようとしたものの福岡都心戦争で敵であったビックカメラに救いの手を求め、今日に至っている。

ベスト電器の山口店(大型店)は、今やビックカメラと化かし盛況と伝えられている。
しかし、同社自身も大型店など不振点をアウトレット店に変貌させており、まだまだ生き残りの道は険しいようであるが前を向き始めている。(有名ブランドの型落ち品や有名ブランドの過剰在庫品などをアウトレット価格で販売すればそれも面白い動き。故北田オーナーの創業の精神に近いものとなろう)
そうしたなか、同社が同業他社に唯一先んじている海外事業で新たな動きを発表した。台湾では、中国進出へ本格参入の準備段階に入るために、台湾現地子会社と現地AVメ
ーカーで家電量販店を展開する憶聲電子股份有限公司(本社 台湾中壢市)と業務・資本提携を行うとしている。
また、インドネシアでは、現地子会社とPT.BANGUN PERSADA TATA MAKMUR(本社インドネシア)とが資本・業務提携して新たなる店舗展開を図るとしている。 


ヤマダ電機には、ベスト電器にいた海外事業部の責任者も多数入社しており、海外事業もこうした早めの展開が有効であろう。
不採算店・不振店のビックカメラ化(ビックカメラのFC店)・アウトレット店化が成功すれば、同社も生き残りの明かりが海外事業とともに見えてこよう。

 

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[ 2009年8月18日 ]
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