アイコン 九州の銀行シリーズ④

ふくおかFG、親和銀行

親和銀行
 
 
 
 
 
連結/百万円
05/3
06/3
07/3
08/3
09/3
経常収益
73,894
86,437
73,472
56,203
49,783
経常利益
17,961
12,155
57,659
95,069
13,063
当期純利益
20,769
5,140
67,645
101,718
1,499
純資産額
84,567
99,772
68,458
73,714
84,174
総資産額
2,556,630
2,576,149
2,369,083
2,114,017
2,044,303
自己資本比率
2.67
3.24
4.11
自己資本率  (国内基準)
5.34
8.5
5.76
8.05
10.12
2006年10月、福岡銀行が親和銀行救済へ動き、約2000億円近い尻拭いをして、やっと軌道に乗りつつある親和銀行である。

ふくおかFG より破綻した・させられた長崎の企業(大口分のみ)

破綻した・させられた企業
 
 
 
発生日
 
焦付総額
保全済み
保全なし分
2009/4/29
鈴木木材工業
1,524
1,524
0
2009/4/29
諫早木材市場
1,910
1,910
0
2009/4/29
伊万里外材
885
884
0
2009/1/6
オリエンタル興産
3,685
3,529
156
2008/12/12
辻産業
11,427
11,354
73
2008/10/1
藤永地建
556
267
289
2008/8/4
ホクショウ
706
613
93
2008/8/4
あさもと興産
399
399
0
2008/7/30
 大坪敏秀商店
2,187
2,087
100
2008/7/30
林田セメント工業
601
501
100
2008/6/6
下田組
390
0
390
 
      合 計
24,270
23,068
1,201
 
 保全具合
 
95.0%
5.0%

ふくおかFG=親和銀行に潰された会社は以上の通りであるが、潰された根拠は保全率にある。藤永地建の未保全分289百万円と何も保全せず親和銀行が390百万円も貸し出していた下田組を除けば、その回収率の良さに驚く。上記表の全体でも95%保全率である。それほど計画的に倒産させられたのが実情であろう。ふくおかFGの本家である福岡銀行が焦げ付いた分の回収率はかなり悪い。
これまで親和銀行は2000億円近い不良債権処理をしてきたものの、それに対応する焦付額や焦付先が発生していないのも事実である、西海建設や金子漁業グループなどのように貸付債権を免除してもらった企業が多数存在することになる。それとも金子漁業の債務免除が巨額すぎたのか?
 

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[ 2009年8月21日 ]
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