アイコン ナカノフドー、博多郵便局跡地開発を受注?

並みいる強豪を尻目に博多駅そばの博多郵便局の再開発をナカノフドー建設が落札した情報が入った。それも約11億円5千万円、2番手の清水・鹿島が14億円台であったとされ、破格値での落札のようだ。

 


 

現、博多郵便局は、空港近く(国有地)に移転して、2011年新博多駅開業に向け、現在地を再開発、ファッションビルにするとの構想が打ち出されている。
しかし、当移転について(博多)郵便局㈱の担当者も日本郵便事業㈱博多の担当者も具体的なことは全く知らず「新聞報道で知るぐらいです」といわれ、返す言葉もなかった。
博多郵便局は「再開発は、郵便事業会社の日本郵便事業㈱(郵便物の集荷・宅配業務)が行います、こちら窓口は郵便局㈱で、(窓口の)今後の方針は未定です」と複雑に民営化されてしまったものだと関心、そこで事業会社の電話番号を教えてもらい、日本郵便事業㈱博多に連絡すると「それは熊本(九州本局)でやっています」との回答、そこで熊本に連絡すると「それは本社で扱っています」とのことであった。
役所のたらい回しを民営化後も引きずる有様は以前と同じ。電話代も馬鹿にならず熊本局が本社に連絡、熊本から回答があった「公表しておりません」また「その案件が特定調達なら、官報に掲載されます、そうでなければ公表しません」とのことであった。たらい回しの結果が当結論、これでは民営化どころではなく、頭にくるだけであった。

さて本題に戻ろう。
ナカノフドーの経営状況を見ると、単独の完成工事粗利益率は、08/3期6.09%、09/3期6.97%である。清水建設等に対してナカノフドーが建築コストをいくら安く下げたとしても10%が限度だろうと業界関係者は述べ、18%以上安い価格での当案件の受注はムチャと話している。前期は粗利益率の改善を見ているだけに巷で話されている通りの落札価格ならば、利益度外視での受注としか考えられない。協力業者も大変であろう。
同社の合体してからの業績は、赤字出すことなく改善されてきており、まだ自己資本が98億円と課題は残すが、目先の危険性は回避されている。

連結/百万円
09/3期売上高
粗利益率
経常利益
自己資本
自己資本率
ナカノフドー
116,593
7.31%
2,655
9,814
12.2%
清水建設
1,887,572
5.02%
20,794
294,822
14.8%

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[ 2009年8月25日 ]
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