アイコン 【長崎】自民前職親族連れ有権者宅訪問

モザイク2町長 有権者宅訪問

 衆院長崎3区公選法で禁止 自民前職親族連れ

 衆院選長崎3区内の長崎県東彼杵郡の2町長が、18日の公示後、自民前職の親族を連れて各町内の有権者を訪問していたことが26日、分かった。県選管は「事実であれば、公選法で禁止されている戸別訪問に当たる」としている。

西日本新聞の取材に対し、有権者宅を訪ねたことを認めたのは、東彼杵町の紙谷修町長と川棚町の竹村一義町長。紙谷町長は21日午後、自民前職の娘と町内の茶農家など12軒程度を訪問。訪問先で娘を紹介し、娘は「よろしく御願いします」などとあいさつしたという。竹村町長は22日と25日、自民前職の息子と数件を訪問したという。

有権者宅を訪ね、投票依頼や候補者名を宣伝するなどの行為は同法で禁止されており、

県選管は「明確に投票依頼しなくても、公示後の戸別訪問はだれであっても禁止されている」としている。紙谷町長は「自分は選挙の『せ』の字もいわなかったので違反になるとは思わなかったが、今考えれば安易だった」と釈明。竹村町長も「私が御願いしたわけではないので、法に触れないと思った」としているが、25日に訪問された有権者から町選管に抗議があったことを受け、現在は訪問を自粛しているという。

自民前職は「弁護士とも相談したが、戸別訪問には当たらないと考えている」と話している。

県警川棚署も、関係者からの聴取に乗り出すなど捜査を始めた。

西日本新聞 2009年8月27日

西日本新聞 

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[ 2009年8月27日 ]
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