アイコン 四国コカ・コーラ社、日本製紙の完全子会社に

コーラ日本のコカ・コーラ各社は、米コカ・コーラ社が持つ日本コカ・コーラ社の下に、各地の販社がコカ・コーラ社の経営にあたっている。それは日本へコカ社が進出するにあたり地域販社を国内資本に作らせたからである。

本家の日本コカ社は、日本の地域販社を商品やブランドにより経営支配する方法を採っている。そのため販社はコカ・コーラウエストの筆頭株主がリコー(15.11%)であったり、ウエスト社に統合されるまでのコカ・コーラ近畿の筆頭株主が同業者のキリンで41%持って(現在ウエスト社の10.46%株主第2位)いたりしていた(キリンの工場でコーラをOEM生産)。
四国コーラ社(08/12期、売上高543億円)は、日本製紙が大株主(54.93%)、このほど他の株主の株を日本製紙が発行する株と交換することで、日本製紙が四国コカ社を完全子会社にすることに決定した。
これで、近畿以西をエリアとしているウエスト社の買収が困難になったといえるが、将来的には日本製紙から譲ってもらえるチャンスとなるかもしれない。
コカ・コーラウエストは、今では中・北部九州、中国・近畿のエリアを有する日本でも最大手(売上高08/12期3,955億円)の一角を占める。
なお、南九州コカ社は焼酎で有名な薩摩酒造の傘下にある。
 

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[ 2009年8月27日 ]
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