アイコン 日本クレセント(石川県) 回転寿司コンベア大手 事業停止

 回転寿司コンベヤーシステム大手の日本クレセント(石川県白山市、徳野信雄社長)は2日事業停止した。会社側の説明によると、負債総額は約20億円、従業員80名も同日解雇しており、清算型の私的整理を目指すものとみられる。 

 会社側は私的整理なら一般債権者に債権額の3~4割配当できるとしている。同社は昭和52年設立。回転寿司コンベヤーシステムの国内シェア約30%、石野製作所(金沢市)に次ぐ規模、飲食店の直営や建設用石材の販売も行っていた。
 原因は、相次ぐ新製品の投入や直営店の出店などで経費がかさみ、社債を含めた金融債務も膨らみ不況や外食不振の影響で受注も低迷していた。約19億円の金融債務残に対する返済が行き詰まったもの。一般債権は1~2億円程度とみられる。

[ 2009年9月 4日 ]
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