・更生担保権の総議決権額に占める同意のあった議決権額の割合：98.96％
（総議決権額300億71,571,653 円のうち、同意のあった議決権額は297億58,497,033 円でした）
・一般更生債権の総議決権額に占める同意のあった議決権額の割合：98.34％
（総議決権額921億82,416,028 円のうち、同意のあった議決権額は906億55,936,963 円でした）

備考：事業家管財人／立山繁美氏：㈱ジェイ・ウィル・アドバンス代表取締役社長（現任）

※金融機関の債権は、その殆どが無担保で貸し出されていたことが、更生担保権額から見ても判明している。穴吹から要請されるまま融資していたことになる。こうして金融機関は大きな損害を出し、明日のある不動産開発会社への融資を貸し渋りしているのが現状である。

計画案

一般更生債権
（あ）基本弁済率32%
通常の一般更生債権の基本弁済率を32%とし、これに50 万円以下の少額債権弁済を加味した、傾斜配分方式による弁済方法を採用しています。一般更生債権者に対する権利変更後の弁済額は、下記の通りです。
①500,000 円以下の債権者確定債権全額
②500,001 円～1,562,500 円の債権者500,000 円
③1,562,500 円超の債権者確定債権額の32％相当額

（い）更生計画認可決定確定後1 ヶ月以内の一括弁済（原則的取扱）
通常の一般更生債権については、更生計画認可決定確定後１ヶ月以内に、権利変更後の弁済額を、一括して弁済する取扱としています。

（う）処分連動更生債権の前倒し仮弁済処分連動方式による弁済の対象となっている担保権付債権のうち、確定更生担保権の額を超過する部分（確定更生債権。計画案中では「処分連動更生債権」という用語で表しています）については、その弁済額が確定する前であっても、更生計画認可決定確定後1 ヶ月以内に、確定更生債権額の10％相当額を前倒しして仮弁済し、その後、担保不足額が確定したときに、差額について精算を行う取扱としています。

・株主の権利の変更及び募集株式の発行
当社は、更生計画認可決定確定日以降に、発行済み株式の全て（15,393,347 株）の無償
取得・消却、及び資本金（5,754,250,000 円）全額、資本準備金（1,041,250,000 円）全額の減少を行います。また、合同会社ジェイ・エル・ケイに対して募集株式を割り当てます。これに伴い新たな資本金の額は25 億円、資本準備金の額は25 億円となります。

■今後の更生手続きの流れ
平成22 年9 月30 日更生計画認可決定
平成22 年10 月1 日更生第1 期スタート（～平成23 年9 月30 日）
平成22 年10 月末更生計画認可決定の確定（予定）
平成22 年11 月末一般更生債権等の弁済（予定）
平成26 年9 月期中更生手続の終結（予定）