アイコン 破綻寸前だったCSKホールディングス

情報サービス大手であるCSKは、創業者大川功氏の「CSKズッコケ音頭」で有名、一時は創業者の拡大路線からセガも傘下に入れていたが、創業者亡き後セガはサミーに売却され、拡大路線に終止符が打たれた。

しかし拡大路線の血は引き継がれ、最近では本業とは異なる不動産金融(不動産証券化サービス等)や投資事業に手を広げた結果、前期巨額の損失を露呈していた。
住友信託銀行ら取引4行が、同社から債務の株式化(DES)の要請を受け、了承したことを発表した。なお、条件として、9月末に予定される合同会社ACAインベストメンツによる資本増強策の実行等としている。
住信は293億円(現在残)の融資残のうち、107億円を優先株式に転換、残り186億円は全部長期貸付金にする。

CSKホールディングスの業績推移

連結/百万円
2007年3月期
2008年3月期
2009年3月期
売上高
245,981
239,695
206,099
営業利益
29,904
19,256
-123,066
経常利益
30,810
20,634
-122,479
当期利益
8,679
1,272
-161,529
総資産
577,294
550,054
363,931
自己資本
184,186
163,474
20,177
資本金
72,790
73,225
73,225
有利子負債
131,052
146,387
155,215
自己資本率
31.90%
29.70%
5.50%

 
CSK借入先
借入金
備 考
住友信託銀行
27,000
DES対象
三井住友銀行
19,500
DES対象
みずほ
13,000
DES対象
三菱東京UFJ
9,000
DES対象
日本証券金融
2,200
 
その他各行
7,723
 
  借入金合計
78,423
 
社  債
76,792
長期負債
有利子負債計
1552億15百万円
 ※09・3月残高
株価419円(8日終値)
[ 2009年9月 9日 ]
スポンサードリンク
スポンサードリンク