アイコン プレナス/ハークスレイ市場に積極展開

地域FCとして棲み分けが効いていたプレナスとハークスレイのほっかほっか亭、両社が血みどろの喧嘩をしたばかりに創業家から離れフリーになったプレナスに、創業家を傘下に納め元々創業家と近いハークスレイの市場が脅かされつつある。

ほっかほっか亭を支配下に納めたハークスレイは、TRNと組みプレナスがダイエーから譲り受けた関東市場の制圧を試みようとしたが、頼みのTRNがとんでもない代物であった。ハークスレイの隊列が整わない間に、プレナスは110店舗も新規市場に出店している。当然直撃を受けているのはハークスレイ市場領域などである。
プレナスは、見定めも早く不採算店35店舗の閉鎖も行っている。利益構造がしっかりしていることから、末端の店舗でダラダラ赤字を出さない経営体質が強固な財務基盤を作り上げているともいえる。現在2351店舗体制(やよい軒・MKレストランを含めると2528店舗)である。予測したとおりである。

プレナス中間決算

連結/ 百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年2月期中間期
59,858
2,490
2,768
1,557
10年2月期中間期
59,913
2,869
3,000
1,560
10年2月期通期予想
124,500
7,000
7,320
4,060

売上高などの伸びがないのは、事業主制度(パートナーチェーン制度)の拡充により、直営店を事業主に経営委託していることからとしている。今期121店舗増加して現在716店舗が同制度による経営である。オーナーとしてのヤル気増による売上高増と固定費減の両方を考慮した政策であろう。

[ 2009年10月15日 ]
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