アイコン LED照明が、25%減を可能に

積水ハウスが、今後建築する住宅にLED照明を導入することを決定。同社は第一弾として「住まいの夢工場」(茨城県古河市)に全灯LED照明のモデル住宅「くらしのあかり館」をオープンさせ、環境配慮型住宅「グリーンファースト」の新たな仕様として発売を開始している。

今後国の温暖化防止政策に則り、こうした住宅が各メーカーから新築されようが、既存の照明も現在の蛍光灯からLED照明に変わっていくことになる。
街路灯や消費電力の高い水銀灯も今後LED照明に変わっていくことが必至。LED照明は低消費電力で高輝度、価格も大量生産で今後落ちてくる。耐久性も蛍光灯とは比較にならない、何れ蛍光等や白熱灯・水銀灯にとって変わる。
家庭の電灯消費電力より2倍の電力を使用している業務用・商業施設の消費電力であるが、照明については当然切り変る。シャープは既にLED照明を開発して販売しているが、オフィスでの比較では、消費電力が約25%減じたとしている。しかし将来的には1/3程度の消費電力で済むはずだ。
そうした場合、全国で使用される消費電力も大幅に減じ、発電所が有する化石燃料(石炭・石油)発電所の1/4は廃止できるようになろう。
CO2の排出は、圧倒的に電力会社の発電所であり380百万トン、続いて鉄鋼炉が190百万トン、化学プラントが80百万トン程度(環境省ほか)である。家庭もオール電化が進めば電力会社への依存が高まり、発電所閉鎖に逆行することになる。そこで国は住宅における太陽光発電を普及させるべく政策を行っているのである。
最近の電力会社は火力発電所を大型化するなか、費用対効果の面から高い原油より安価な石炭火力発電所が増加している点も見逃せない。
 

[ 2009年12月10日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク
スポンサードリンク