アイコン 長崎原爆資料館「未来を生きる子ら」の像のモデルの母亡くなる/京都・長崎

長崎市の長崎原爆資料館にある「未来を生きる子ら」と名付けられた像のモデルになった少女の母で核兵器のない平和な社会を求め続けた福留志なさんが、29日、亡くなった。享年107歳。

福留さんは綾部市出身、昭和20年に長崎市の親類に預けていた当時9歳の長女が、アメリカ軍の投下した原爆で亡くなった。戦後50年が経ち、福留さんが地元の綾部中学校に送った「長崎に平和を祈るお地蔵さんを建てたい」という願いを綴った手紙をきっかけに、地域の人たちが行った募金活動で集まった資金で、平成8年3月に長崎市の長崎原爆資料館の屋上の庭園に幼くして亡くなった我が子など子供達を偲ぶ「未来を生きる子ら」と名付けられた像が建立された。
福留志なさんのご冥福をお祈り申し上げます。
 

[ 2009年12月 2日 ]
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