アイコン 共同購買組に積水化学参加/住宅産業大型再編の可能性②

<積水・大和2強>
  2強である積水・大和にしても、今では分譲マンション事業なくして住宅部門の前期の売上高は計上できないが、積水は内3,172億円が不動産開発事業における売上高となっている。また、事業展開も積水は不動産賃貸ビジネスを大きく成長させており、住宅事業とは別に3,570億円も売上高を計上している。これはシャーウッド等の賃貸アパートを建てたオーナーに対して家賃保証制度を設け、一括借上している事業によるものである。

 

一方大和は、商業施設建設には定評がある。モール型の商業施設()を得意としているが、最近では大型化しており、物流施設へも展開している。また同社はホームセンター(48店舗売上高635億円)やリゾートホテルからビジネスホテルへと展開、NASの屋号でスポーツセンターも各地で営んでいる。

両社ともハウスから始まり、今では住宅事業以外多岐にわたって事業展開しているが、プレハブの住宅着工件数は下記表のように確実に減少してきており、異業種等へ脱皮せざるを得ない市場環境にあったともいえる。
<プレハブメーカーの着工件数推移>

年度
プレハブ数
 
 
 
 
 
鉄骨系
木造系
鉄筋コン系
1994年度
224,008
171,896
37,798
14,314
1995年度
230,462
180,300
38,674
11,488
1996年度
247,317
193,381
40,318
13,618
1997年度
199,903
156,464
33,154
10,285
1998年度
182,076
143,076
30,650
8,350
1999年度
185,046
147,255
31,256
6,535
2000年度
171,310
136,321
29,415
5,574
2001年度
162,560
131,035
26,170
5,355
2002年度
161,728
132,216
23,594
5,918
2003年度
158,929
131,072
23,163
4,694
2004年度
159,945
134,100
21,712
4,133
2005年度
156,581
131,023
20,940
4,618
2006年度
159,544
134,809
20,415
4,320
2007年度
146,571
123,941
18,047
4,583

 
[ 2009年12月 8日 ]
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