共同購買組に積水化学参加/住宅産業大型再編の可能性④
<4社の住宅部門統合の可能性>
4社統合ともなれば、平気で協力業者を潰す癖のある住林がおり、三井住友銀行絡みで三井ホームと住林の統合の可能性はあるが、そこまで発展する可能性は少ないと見られる。
システムキッチンの会社を買収すれば、ユニットバス・洗面・下足箱も付いてくることから、そうしたところまで4社共同が行き着かない限り、統合も緩い統合で終わろう。
タカラスタンダードは、これまで1人勝ちしており、サンウェーブは住生活に取られており、狙うはクリナップであろう。共同してクリナップと資本提携することで強い絆ができよう。
次に上げるのは、06年8月3社が提携した内容である。
1.共同購買の目的
① 部品・部材の保証期間の延長、メンテナンス部品共通化による保守・点検費用逓減などのユーザーメリットの追求
② 購買量の確保による安定供給の実現とコスト削減
2.共同購買委員会の概要
3.対象品目
エアコン 住宅用火災警報器 インターホン キッチン前パネル(不燃化粧板)
ユニットケーブル(ユニット化した電線)
ユニットケーブル(ユニット化した電線)
4.共同購買の概要と今後の予定
上記対象品目の供給各メーカーとの交渉を開始する。また、並行して、住宅設備部材を中心に次の共同購買品目の選定を進める。将来的には、さらに対象品目を拡大するとともに、海外部材の共同調達、物流の共通化などに関しても検討していく予定。
としている。
[ 2009年12月10日 ]
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