アイコン 医師不足に新たな試み/助成医制度設ける

吉野杉で全国に知られている奈良県吉野町の町立病院は、医師不足に悩まされている。吉野町では、医師を確保するため、吉野町病院で勤務しながら医学系の大学院に通う場合、入学金や授業料を全額助成する新たな条例を定め1月から施行する。

同病院では、常勤医師9人のうち1人が1月1日付けで別の病院に異動、整形外科の常勤の医師が2人から1人に減っている。それにより整形外科の入院患者数は15名から10人程度に減らさざるを得ない状況に追い込まれている。
 吉野町では、医師の確保に向けて、常勤の医師が、町立病院で働きながら医学系の大学院に通う場合入学金80万円、年間の授業料60万円を限度に助成する新たな条例を定めた。
条例では、貸し付けた年数分だけ、町立病院で働けば、全額返済を免除するとしている。 
既に若手勤務医から、申し出があっている。

[ 2009年12月15日 ]
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