アイコン 穴吹工務店/スポンサー候補ワンサカ押しかける

穴吹工務店は、金融機関からの融資1200億円の70%近くを担保なしで借り入れていたことから、これらの負債を90%カットすれば諸手の泡状態の超優良企業に変身する。そこを読み取ったファンドが押し寄せているという。当然ジョイント・ポーレーションのスポンサーになったレノも含まれているようだが、残念ながら地元穴吹興産の話は出てきていない模様だ。

ファンドのほか、ゼネコン、デベロッパーなど何十社か押し寄せてきているということである。喜ばしいことであるが、ハゲタカファンドだけは間違ってもスポンサーにすべきではなかろう。所詮、利益だけは裏からも表からも取り、剥がした後はポイッ捨てである。
銭の管理はできるだろうが、同社にとって必要なのは、販売において強力なリーダーシップを持つ社長である。分譲マンションの販売事業は営業マンに舐められたら終わりである。ファンドは、マンションが売れなければ、損得考えず、後のことも考えず、超格安でも叩き売らせ、お金の美味しいところだけを持っていく。価値のある資産や子会社の切り売りなど超得意芸。裏も表もある。田舎の現経営陣や管財人など相手ではない。会社を整理するのなら打ってつけであろうが、再生ともなれば、金しか興味のないファンドだけは売却すべきではないのだ。
穴吹工務店は、ジョイント・コーポレーションみたいに成り上がりのデベロッパーではない。歴史とブランドを持つ穴吹工務店である。大和ハウスのような会社に買ってもらうのが最善であろう。
 

[ 2009年12月17日 ]
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