アイコン ダヴィンチH/12月決算110億円の債務超過に突入/世界経済問題付き

同社は、不動産投機市場からケネディクスと違い逃げ遅れ苦戦。同社の12月決算は系列下のファンドが保有している不動産の売却が進まなかった上、棚卸資産の評価損も発生して下記の決算となっている。

同社では新たなスポンサー探しをしているとしているが、和製ハゲタカであり、過去、福岡でも破綻した生保等のビルをあちこちダヴィンチビルにして、日の出の勢いであった。時は完全に日没を過ぎさり丑三つ時を迎えている。
販売用不動産残/1,138億60百万円、信託販売用不動産残/4,539億56百万円とまだ5,600億円以上の販売用資産を持つ反面、社債残1,229億60百万円、借入金残4,400億13百万円となっている。
 
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
08年12月期実績
52,769
-11,948
-34,607
-17,929
09年12月期実績
49,792
-112,996
-139,034
-26,391
09年12月期実績
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
658,754
62,978
-11,019
1.7%
同社に貸し込んでいる金融機関は、(但し08/12)
新生信託銀行
1,667億60百万円
農中信託銀行
1,120億39百万円
新生銀行
1,004億08百万円
<世界経済>
アメリカでは商業用不動産ローンの借り換えが、向こう2年間で100兆円あるとされるが、商業地は暴落しており、借り換えが問題なく運ぶか非常に危惧されている。火を吹くと景気にも大きな悪影響を及ぼす。サブプライムの次は商業用不動産。
欧州では、偽の財政報告でユーロ入りしたギリシャが財政破綻、トルコ・スペイン・ポルトガルなども財政問題かあるとされているが、最大の問題は、経済破綻している東欧諸国。ドバイへの巨額融資国も欧州先進諸国である。中国不動産バブルもいずれ崩壊する。
[ 2010年2月22日 ]
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