シノケングループ/12月決算 計画通り利益計上 回復基調へ
同社は、日本振興銀行のグループに一時入ったが、同行が破綻したことにより、今では同行から送り込まれた役員も1名を残すのみで関係はなくなった。火傷した不動産ファンド事業では、購入予定先のファンドが逃げ苦戦をしいられたが、今では収束している。
同社の今後のビジネスモデルも固まった。本体の中核のシノケンが投資マンション用物件の開発を行い、東京では完全子会社の日商ハーモニーが投資用マンションとして販売、福岡では持分法適用会社の「えん」が同様に販売する。低層階の投資用物件は既存どおり。日商ハーモニーもえんも高い販売力を持っており、今後が期待される。
以上の体制も整い、同社は投資用マンション開発を東京や福岡で加速させている。
同社の2010年12月期の不動産販売事業は、主にサラリーマン・公務員層に対し個人向けアパート経営及び投資マンション用の提案を行い、新規顧客の獲得及び顧客層の拡大に努めた。また、前連結会計年度より確保できた土地及び物件の販売は、年間を通じて順調に推移し、新たなアパート・マンション用地及び販売物件の確保にも努めた。
その結果、売上高は157億88百万円、営業利益は10億18百万円となったとしている。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
09年12月期(決算期変更) | 11,982 | -324 | -848 | -953 |
10年12月期 | 19,659 | 1,193 | 814 | 116 |
前期比 | 164.1% | |||
11年12月期通期予想 | 21,000 | 1,200 | 850 | 450 |

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