鳥越製粉(福岡県うきは市)/12月決算 白い鯛焼きから普通の鯛焼きへ
業務用ミックス粉で強みを持つ同社は、自ら仕掛けた白い鯛焼きブームに乗り、増収増益パターンに至っていたが、ブームも終盤を迎え、業績は落ち着いてきている。
同社は、決算のつき、次の通り説明している。
1、製粉フランスパン専用小麦粉の出荷数量は上伸しましたが、小麦粉全体では前年同期を若干下回った。製品価格の値下げの影響が大きく減収となった。
2、食品は、「米粉ミックス」をはじめとした独創的なオリジナル商品の販売に努めたが、大型ヒット商品のピークアウトや製品価格の値下げの影響により減収となった。
3、精麦は、新規開拓など積極的な営業活動を推進した結果、出荷数量は上伸したが、製品価格の値下げの影響を吸収できず減収となった。
4、飼料部門は、出荷数量は上伸したが、販売価格の下落の影響により減収となった。
としている。
同社は決算数値より、本場のアメリカのハゲタカにより株買占めにあっており、一族は気が気ではなかろう。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
08年12月期 | 24,225 | 3,081 | 3,120 | 1,680 |
09年12月期 | 23,966 | 2,419 | 2,484 | 1,426 |
10年12月期 | 21,185 | 1,882 | 1,973 | 1,087 |
前期比 | 88.4% | 77.8% | 79.4% | 76.2% |
11年12月期通期予想 | 22,250 | 2,220 | 2,280 | 1,350 |
[ 2011年2月16日 ]
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