アイコン カーアイランドの北部九州/昨年の生産台数24%減の85万台

去年1年間に九州で生産された自動車台数は、アメリカ向けの輸出の減退から85万台にとどまり、4年ぶりに100万台を割り込んだ。

去年1年間に九州で生産された自動車の台数は85万6,265台で前年より24.2%減。
 九州の自動車生産台数は、一昨年が過去最高の113万台、その後サブプライムローン問題の進行、リーマンショックによる世界的な金融危機の影響で、アメリカ向けが大幅に落ち込んだ。しかし、最近では、国内外の自動車購入減税などの効果で、去年2月を底に生産は緩やかながらも回復基調にある。去年1年間の全国の生産台数に占める九州の割合は10.8%で過去最高。
通産局では、九州の自動車生産は、ほかの地域に比べ海外向けの比率が高いため回復のテンポは速いが、トヨタのリコール問題に絡んだ海外での日本車の販売動向を注意して見ていく必要があるとしている。
 九州には、日産・ダイハツ・トヨタが生産基地を有している。
※リーマンショック以前、地元では派遣者用のアパートや賃貸マンション建設がブームになっていた。当然トヨタ側からの要請もあったものであるが、一転、リーマンショック後は減産に次ぐ減産、派遣切りなどが行われ、そうした建物はガラガラ状態。投資用賃貸マンションを建てた工務店が、入居者もなく破綻するなどさんざんであった。最近は、少しは改善したのであろうか?

[ 2010年2月22日 ]
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