アイコン JALを狙うANAの懐具合

日本に「ナショナル・フラッグ・キャリア」は2ついるのかという民主党幹部議員からの発言が飛び出すなど「企業再生支援機構」の支援が終わる3年後を見据えて、ANAの動きも、公平な競争発言や発着枠の問題も絡めて活発化している。
そうしたANAの懐具合等はどうであろうか。

連結/百万円
2007年3月期
2008年3月期
2009年3月期
2010年3月期予想
売上高
1,489,658
1,487,827
1,392,581
1,260,000
営業利益
92,190
84,389
7,589
-20,000
経常利益
62,574
56,523
91
-45,000
当期利益
32,658
64,143
-4,260
-28,000
総資産
1,602,091
1,783,393
1,761,065
 
自己資本
398,223
452,972
321,883
 
資本金
160,001
160,001
160,001
 
有利子負債
749,446
695,180
839,657
 
自己資本比率
24.90%
25.40%
18.30%
 

 
<株主構成>09年9月30日現在
氏名又は名称
所有株式数/千株
割合(%)
名古屋鉄道
80,482
3.19
日本トラスティ・サービス信託銀行
80,195
3.18
日本マスタートラスト信託銀行
64,839
2.57
メリルリンチ日本証券
43,247
1.71
東京海上日動火災保険
40,397
1.6
三井住友海上火災保険
34,770
1.38
全日空社員持株会
31,259
1.24
日本生命保険相互会社
30,681
1.22
三井住友銀行
26,820
1.06
みずほコーポレート銀行
26,753
1.06
459,445
18.2
 
ANAは、世界に3つある航空連合(スカイチーム(9社)、スターアライアンス、ワンワールド(11社))のスターアライアンス(ユナイテッド、ルフトハンザなど29社、支配機数3,740機で最大)に加盟している。
日本は、国策により、「45-47」体制で日航は国際線と国内幹線、全日空は国内線と限定されたため、全日空は「45-47」体制が崩壊した1986年より国際線の運行を開始している国際線では後発である。
全日空では、低燃費・低騒音・低CO2問題から、ジャンボの買い替えの大型機に、欧州製(日本企業15社参画)のエアバスA380(840人乗)を購入計画している。1機3億ドル。
大型機数も日航より少なく、燃費効率の良い中型機を多く運行している。
[ 2010年2月 2日 ]
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