森組/第③四半期・
同社は市場を次の通り分析している。
「新政権の方針である「コンクリートから人へ」という流れの中で、今後の公共工事の発注が大幅に削減される懸念から競争が激化、ダンピングが横行する状況が高まった。
また、不良債権の増加や流通業の利益低下などから不動産市場の価格下落に拍車がかかり、尚且つ金融機関の資金供給が萎縮し、デフレ傾向が鮮明になりました。デフレと急激な為替変動に拠る企業収益や設備投資の減少は、雇用情勢の急速な悪化をもたらし、その影響は個人消費の落ち込みを助長、政権も不安定要因が多く出てきており、一層先行き不透明な厳しい経営環境となっている。
建設業界については、公共工事は量的にはあるものの、企業間競争がヒートアップしており、民間工事は金融機関の不動産・建設関連への貸し渋りによりディベロッパーの在庫の処理が進まず、発注量自体が低水準に留まっている」としている。・・・業界を取り巻く環境をよく分析しているので掲載した。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
09年3月期第③四半期 | 27,282 | -14 | -123 | -366 |
10年3月期第③四半期 | 20,453 | 136 | 38 | 13 |
10月3月期予想 | 30,000 | 355 | 225 | 200 |
[ 2010年2月 8日 ]
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