アイコン 広島ガス開発の循環取引/被害社・広島ガスとパナソニック電工リビング中四国を訴えへ

広島ガスの子会社が架空取り引きを繰り返していた問題で、取引先の11社が架空取り引きに巻き込まれ損害を受けたとして、3月、損害賠償を求める訴えを起こすことになった。

この問題は広島ガスの子会社「広島ガス開発」の幹部らが架空の取り引きを繰り返し、複数の企業の間で手形を循環させる方法で、不正に売り上げを水増ししていたもの。取引先の企業の代理人を務める弁護士によると、「広島ガス開発」の取引先の11社が架空取引に巻き込まれ、手形決済が困難になるなど損害を受けたとして、「広島ガス開発」の親会社の「広島ガス」や中心的な役割を果たした「パナソニック電工リビング中四国」などを相手に、3月、損害賠償を求める訴えを起こすことになった。
 当事件は、1999年頃から始められ2009年2月発覚、広島ガスが循環取引をストップさせるべく負債総額約70億円で「広島ガス開発」を破綻させたことから、巻き込まれていた取引先は回っていた循環手形を落とす羽目になり被害が及んだものである。循環取引には、20社ほどが参加しており、ほかにも当訴訟に参加する予定社があるという。
訴訟する取引先は以前、広島ガスに対して、かかる被害額を補償するよう申し入れていたが、無視されていたようである。
 

[ 2010年2月25日 ]
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