アイコン インターネットで住宅販売/S×L

小堀住研時「ハウス55」で一世を風靡したエス・バイ・エルは、積水や大和から隙間に追いやられ、住宅不況も重なり苦戦しているが、インターネットでの住宅販売は堅調である。同社の建物自体は定評があるが、売りきらず展示場から撤退の一途、そこで着目したのが、インターネット住宅販売。同等品と比べ価格を約30%安く設定しており、これまでに2,200棟を販売してきている。
http://www.netdesumai.com/ 

以前、南九州のパネル製造屋さんが、自宅を造るに当たり、自ら図面を起こし、デザインや機能を備え可能な限りに安く建て、モデルルーム兼用としてインターネットに掲載したという。口コミで拡がり、月10棟くらい売っていたニュースを建材屋さんから聞いたことがある。今ではおなじみになっているが、工事の進捗状況を毎日ネットに乗せ、施主に提供していたそうである。そうした努力が始めたばかりの住宅事業で月10棟の成果を勝ち取っていた。
ハウジングメーカーはすべて、建材・機器メーカーから直接購入して販売単価を下げたり、利益を多く取ったりしている。タマホームやレオハウス・昭和ハウス・飯田産業・一建設も然りである。ところが地元工務店は、ロットが少ないことから、建材屋さんから何から何まで購入してコストそのものを異常に高くしている。これでは価格競争には絶対勝てない。そうした部材は、工務店同士が共同購入すべきであろう。また木材市場などへはメーカーが型落品などを在庫整理のため超安値で持ち込んでおり、こうしたところから購入する手もある。とにかく地元工務店さんは材料費を安く調達し、デザインと腕で勝負すべきである。
 

[ 2010年2月22日 ]
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