アイコン 日本タングステン/上海電科電工材料有限公司の持株を60%に引き上げ

日本タングステンは、上海に中国企業数社と合弁で作った上海電科電工材料有限公司の持株を、現地企業の1社の持分30%を買取り、現在30%から60%に引き上げると発表した。
 

また、上海三義精密模具有限公司に19.35%出資し、中国における超硬工具製品の製造拠点として、製造、販売を行っている同社を、現地会社の株を全額買取り、今後、中国におけるNTダイカッターの再研磨サービスの更なる充実と事業拡大を図るとしている。
 両社とも前期赤字となっており、抜本的に立て直す必要性もあった。
 日本企業が、中国で失敗するのは、過半の株を所有するか、全額出資にしないからでもある。経営面・人事面・労働面など何でもグチャグチャ言ってくるのが中国であり、日本から送り込んだ人材が、対応に追われ、ろくに本来の実務ができない。そうしたグチャグチャを押さえ込むためには裏金を渡すしかないのが実情である。
 日本タングステンの采配は、撤退するか、そうするかであった。
 

[ 2010年3月16日 ]
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