アイコン ヤンセンファーマ社/アルツハイマー型認知症治療剤の国内製造販売承認申請

J&Jの日本法人医療用医薬品日本法人ヤンセンファーマ社は、アルツハイマー型認知症治療剤として開発したR113675(一般名:臭化水素酸ガランタミン、以下「ガランタミン」)の国内製造販売承認申請を行った。

「ガランタミン」は、アセチルコリンエステラーゼ阻害作用と、ニコチン受容体に対する増強作用(APL作用)を併せ持つ薬剤。2000年に欧州で承認されて以降、今日まで世界70カ国以上で発売、海外の主要な治療ガイドラインにおいて「軽度から中等度のアルツハイマー型認知症」に対する標準的治療薬となっている。アルツハイマー型認知症は進行性の疾患であり、記憶障害や言語障害などがみられ、患者本人のみならず、家族をはじめとする介護者にも大きな負担を強いる。加えて、介護負担の増大による社会的経済的損失の拡大も見過ごすことが出来ず、治療方法の充実は重要な課題とされている。
 先般、小野薬品もスイスの製薬会社ノバルティス ファーマ社が開発した貼布剤アルツハイマー型認知症治療薬の国内製造販売承認の申請を行っている。
 ノバルティス ファーマ社のアルツハイマー治療薬のバルクを供給している山川薬品工業は3月1日資金繰り行き詰まり事業停止、有力なスポンサーを探している。
 

[ 2010年3月 5日 ]
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