ハゲタカSPJSF(スティール・パートナー・・)の株主提案に反対表明/サッポロビール
天下のハゲタカであるスティール・パートナーを最後まで日本でのさばらす結果を招いたアデランス事件、私利私欲に走った国賊株主たちの結果が、そうしたSPJSFの活動を擁護してしまった。サッポロビールもそのハゲタカに翻弄され、経営どころではなくなってくるが、そこは経営者、SPJSFの株主提案に対して、全面的に反対表明を出した。次の通りである。
サッポロビール<お伝えしたい内容のポイント>
1.現経営陣は、これまでサッポログループの経営改革を牽引し、2 期連続で営業利益・経常利益目標を達成、3 期連続で対前年での経常増益を実現しました。また、戦略的提携や国際展開など、グループの将来の成長へ向けた布石を打ちました。一方で、SPJSFの主張する、当社のこれまでの業績等に関する意見には多くの事実誤認があり、その内容は信頼できません。
2.グループの力を最大限に発揮し成長軌道への転換を重点課題とする、新たな経営計画を策定し、増収増益の経営目標の達成を目指します。
一方で、SPJSFが示した経営改善策は抽象的であり、新規性も、戦略性も見受けられません。また、その内容の多くは2007 年時点の提言と変わりません。
3.新経営計画の目標達成には、長期経営方針「新経営構想」に基づく経営改革の継続性、ステークホルダーとの信頼関係の下、グループをまとめ、実行するリーダーシップが必要であり、会社提案の取締役候補者にお任せいただくことが最適と考えます。
一方で、SPJSFの提案からは、どのような経営方針や経営体制で当社グループを経営していくのか、その方針が明確に示されていません。SPJSFによる株主提案の取締役候補者が選任された場合、当社の企業価値が毀損されるおそれがあります。
以上サッポロビールの表明である。
09年6月30日現在、大株主 | 所有株数/千株 | 割合% |
スティール・パートナーズ・・・ | 69,150 | 17.55 |
日本トラスティ・サービス4G | 13,788 | 3.50 |
日本生命保険相互会社 | 12,332 | 3.13 |
日本トラスティ・サービス・・ | 12,241 | 3.11 |
明治安田生命保険相互会社 | 10,434 | 2.65 |
みずほ信託銀行 | 10,162 | 2.58 |
日本マスタートラスト | 9,919 | 2.52 |
ザ・チェース・マンハッタン・・・ | 9,698 | 2.46 |
農林中央金庫 | 9,375 | 2.38 |
みずほコーポレート銀行 | 8,698 | 2.21 |
計 | 165,798 | 42.08 |
[ 2010年3月 8日 ]
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/