アイコン 東建コーポレーション/入居率悪化

同社は、建設した投資用物件の一括借上制度を導入しており、第③四半期における不動産収入(売上高)は639億15百万円(前年同期比10.0%増)、営業利益は2億49百万円で同▲76.9%減となっている。入居率が93.9%から2ポイント低下して91.9%となっている。たかが2ポイントの減少であるが、営業利益に与える影響は深刻なものとなっている。

入居率が今後とも落ち込むことでもあれば、建築利益を喰ってしまうことになる。同社の場合、91.5%前後が借上事業の損益分岐と思われる。
★レオパレスの3月期の第③四半期(12月)は、平均入居率が前年同期の89.1%から81.9%まで落ちており、営業利益は、空室損失引当金繰入額93億26百万円も計上して303億円の大幅赤字となっている。
このように入居率が悪化した場合、業績を大きく狂わせることになる。危険な借上制度
でもある。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年4月期第③四半期
162,654
2,431
2,747
480
10年4月期第③四半期
157,261
688
1,126
389
10年4月期予想
220,571
1,741
2,389
964

[ 2010年3月10日 ]
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