アイコン ソフトバンク/ウイルコムを手中に通信世界の牛耳り狙う

ソフトバンクの孫正義は、携帯通信料がアメリカに比べ高すぎ、価格革命を行うとして通信事業に参入した。ところが、そうした大義名分は当の昔に忘れハゲタカ同様ガッポリ儲かっている。

次に取り込もうとしているがウィルコム、KDDIの総帥稲盛さんが投げた会社であるが、ソフトバンクは通信施設を全国にネットした今、ウィルコムの現在の通信網をカバーできる通信施設を持ち、非回線型モバイル通信(パソコン通信)網を低コストで牛耳ることができる。何故稲盛さんが手放したのか不明であるが、稲盛さんもご老体でハードには強いものの、ソフトには音痴であったのであろうか?
12日企業再生支援機構は、会社更生法の適用を申請したPHS最大手ウィルコムの支援を決定したが、支援の枠組みは、ウィルコムを次世代PHSと既存PHSの両事業に分離する。高速データ通信に強みが出る次世代PHS「XGP」を受け継ぐ新会社に、ソフトバンクが30億円出資、APが50億円出資するという。
残る儲からない既存の本体事業に対しては、APが3億円を出資するほか、機構が最大120億円を融資して事業再建を支援するという。(ソフトバンクは美味しくなったところで食べてしまうのだろう。当然美味しくならなかったら見向きもすまい)
病院などでは医療機器に影響を及ぼすとして既存の携帯電話は使用できず、PHSの携帯電話が使用されている。しかし市場は小さく税金を投入する意味があるか仕分けすべきかであるが、そこは政権与党傘下の企業再生支援機構でもあり何でもありである。
果たして企業再生支援機構は、新会社の株を所有するのだろうか? また投資する税金を回収できるか今後とも注目されるところである。
 

[ 2010年3月13日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク