アイコン 3月の車種別自動車販売状況

昨年4月から今年3月までの車種別販売状況は、プリウスが圧倒的な強さを呈し、3月も35,546台売り、勢いが止まらない状態である。
全体でもトヨタ車種が他社車種を圧倒している。しかし往年のカローラは前年度比マイナス▲22.7%とその役割を終えたようである。
 マークXなど普通乗用車タイプは、プリウスやインサイトのEV車を除けば、30位までにクラウンとマークX・レガシー位である。
クラウンは、21位(66.7%)と同マイナス▲33.2%と会社や会社幹部クラスが節約モードに入っているようである。レクサスが好調といってもレクサスブランド車種は30位までに一車種も入っていない(年間30位26,054台)。
 マークXは、金を持っている会社の中級クラスや中年層でも人目を気にせず購入できることから、昨年度より17.9%売上台数を伸ばし35,063台となったものの23位とクラウンより売れておらずマークXの人気の無さが露呈している。高級車に仕立ててしまったことが起因しているのであろうから、企業の景気回復で売上台数も回復しよう。
 今の販売主力車種は、エコポイントもありEV車や高燃費の小型車に限られている。
3月の車種別売上台数の前年同月比は、リーマンショックが庶民に浸透してきた時期であり、殆どの車種が前年同月比30%以上の売上台数を記録している。
軽自動車ではダイハツのタントが大幅な売上台数増を記録して、1位のスズキのワゴンRに肉薄している。
 

<年間売上高・年度による>
年度 
2009年4月~2010年3月(年度)
順位
通称名
メーカー名
台数
対比
1
プリウス
トヨタ
277,485
392.9
2
フィット
ホンダ
173,154
113.8
3
ヴィッツ
トヨタ
125,253
113.6
4
パッソ
101,360
127.4
5
カローラ
96,765
77.3
6
インサイト
ホンダ
96,616
 
7
フリード
87,151
128.2
8
セレナ
日産
85,642
131.2
9
ヴォクシー
トヨタ
77,260
124.6
10
ウィッシュ
73,245
234.0
11
ノート
日産
71,830
127.8
12
キューブ
63,186
132.7
13
デミオ
マツダ
62,660
107.6
14
ティーダ
日産
59,919
104.1
15
ヴェルファイア
トヨタ
59,817
122.6
16
ステップワゴン
ホンダ
58,166
155.4
17
エスティマ
トヨタ
57,510
111.3
18
ノア
56,864
115.9
19
ラクティス
48,076
106.1
20
スイフト
スズキ
43,464
77.8
21
クラウン
トヨタ
42,947
66.7
22
エクストレイル
日産
38,179
141.4
23
マークX
トヨタ
35,063
117.9
24
アルファード
34,171
90.3
25
マーチ
日産
33,672
84.0
26
シエンタ
トヨタ
33,649
107.4
27
アクセラ
マツダ
31,791
224.7
28
レガシィ
富士重工
30,845
135.8
29
ストリーム
ホンダ
27,191
81.5
30
アイシス
トヨタ
26,054
108.9
 
色は、前年度比20%以上伸びた車。
[ 2010年4月16日 ]
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