イビデン／3月期　減収大幅増益　レオパレスの影響は・・・

建材及び建設事業をピックアップすると、イビボードでお馴染みの建材事業は、05年3月期の売上高は449億13百万円、営業利益30億99百万円　⇒2010年3月期の建材事業売上高は277億40百万円となり09年3月期に比し▲40.6％減少。同事業の営業損益は、販売量の減少により▲6億88百万円の営業損失となった。
建設事業の売上高は、121 億18 百万円となり、09年3月期に比し7.5％増加。営業利益は10 億24 百万円となり、前期に比し63.6%増加している。

同社の建設・建材部門は、レオパレスの賃貸住宅建設事業が多くを占めており、窮地に陥っているレオパレスの事情もあり、暫く同事業部門は苦戦するものと思われる。

同社の本流である電子関連事業の売上高は、1,592 億62 百万円となり、前期比▲2.2％減少したが、営業利益は、生産性改善と半導体の世代交代に伴う高付加価値品の需要の伸びにより143 億62 百万円（前期▲12億15百万円の営業赤字）となっている。またファインセラミック部門は減収減益となっている。

連結/百万円	売上高	営業利益	経常利益	当期利益
09年3月期実績	309,300	10,599	3,484	-8,711
10年3月期実績	274,204	21,271	19,447	11,896
11年3月期予想	300,000	31,000	29,500	18,200