アイコン シャープ/3月期決算 回復途上

同社のエレクトロ機器部門は、国内向けの液晶カラーテレビやブルーレイディスクレコーダーの販売が伸長したものの、海外向けの液晶カラーテレビなどが減少、売上高は前期比▲2.6%減の1兆3,321億円。
同社が強い太陽電池部門は、国内における住宅用補助金制度や余剰電力買取り制度の開始などにより販売が伸長、売上高は前期比32.9%増の2,087億円。

液晶部門は、テレビ用大型液晶パネルの大幅な価格下落や中小型液晶の市場低迷もあり、売上高は前期比▲11.4%減の5,086億円。

健康・環境機器部門は、プラズマクラスター技術搭載の空気清浄機やプラズマクラスターイオン発生機の販売が好調に推移、売上高は前期比8.3%増の2,440億円となっている。
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
2,847,227
-55,481
-82,431
-125,815
10年3月期実績
2,755,948
51,903
30,995
4,397
11年3月期予想
3,100,000
120,000
95,000
50,000

 液晶テレビでは韓国勢に大きく離されてしまった日本勢であるが、あと数年すれば、中国勢が台頭、それも亀山第一工場でも作られるmade in japanもある。日本勢が価格攻勢に耐えられるかである。中国企業の技術進歩力は、人も会社も買収して技術導入することから日本の10倍以上ある。 

[ 2010年4月28日 ]
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