アイコン 資源高が再度やってきた/東京製鐵 4ヶ月連続でH形鋼など値上げ

鉄スクラップを主原料としている電炉最大手の東京製鉄は、鉄スクラップ価格の上昇を受け、19日2010年4月分の主要建材全15品種の販売価格をそれぞれ前月比3000~7000円引き上げた。値上幅は、I形鋼および溝形鋼7000円、H形鋼・しまH形鋼・U形鋼矢板が同5000円、線材、異形棒鋼が同3000円、その他は同4000円。全品種の値上げは4ヶ月連続となる。

建築業者は、価格が落ち着くまで見積もり段階で細心の注意が必要である。また鉄骨工事会社は、手持ちの分があれば市場で強みを持つが、殆どの持たない企業は、鉄鋼商社より受注することが望まれる。今後とも市場価格は強気に動くことが予想される。
 中国の経済成長が前四半期11.5%と不動産バブルが続いており、中国経済が破綻でもしない限り、世界経済の経済回復もあり、市場価格は上昇する一方と推料される。
鉄鉱石・石炭の資源メジャーがやりたい放題であるが、原油もリーマンショックで損した分を取り戻そうとアラブもロシアも強気である。
 

[ 2010年4月19日 ]
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