アイコン ゆめタウンのイズミ決算発表

同社は、中国・九州で大型店を展開するスーパーであるが、2月期決算を次のように分析している。
 

     衣料品部門
より低価格な商材へ需要がシフトする中、訴求力ある価格設定で低価格を演出するとともに催事企画の充実により地域一番店としての需要の取り込みに努めた。また、子育て世帯に旧来にない切り口で価値提案を行う新ショップ・ゆめキッズの展開で、新たな固定客の獲得を図った。しかしながら、生活防衛意識の高まりは、ファッション商品への需要を大きく減少させ、グループ全体の同部門の売上高は前年同期比▲7.1%の904 億52 百万円となった。
     住居関連品部門
日用雑貨や文具・ギフト等の売場を、楽しさをキーワードに再構築し、これまでにない品揃えで訴求した。また、エコや健康関連など拡大する需要に対応するとともに、季節感豊かな売場展開を進めた。これらの結果、売上高は前年同期比▲0.7%の419 億80 百万円となった。
     食料品部門
消費者の価格志向が強まる中、価格と購買行動を鑑みつつメリハリのある価格設定に努め、低価格が誘引となる商品群では競争優位な安さの提供を推し進めた。同時に、週次で品揃えを見直し変化のある売場作りに努めるとともに、地産地消や産地直送品の拡充など地域に密着した品揃えを強化した。しかしながら、価格競争の激化は数量面でも販売を下押しし、売上高は前年同期比▲2.9%の1,582 億98 百万円となった。
     賃貸店舗部門
競争力のあるテナントの導入に努め店舗競争力の増大を図るとともに、直営部門との共同販促企画の実施やテナント従業員の教育を推し進め販売力を強化してきた結果、売上高は前年同期比2.2%の1,564 億42 百万円となった。
     その他部門
その他部門の売上高は、外食や食品製造に係る子会社が消費減退の影響を受け、前年同期比3.7%減の135 億97 百万円となった。
     店舗
11 月に広島県広島市「ゆめタウンみゆき」(敷地面積 約22 千㎡、店舗面積 約17 千㎡、駐車台数 約1,000 台)を新設、市内有数の人口増加エリアという立地にあり、来店しやすい店作りと子育て世代にも優しいリーズナブルな品揃えを進めた。
また、12 月に山口県下関市に「ゆめシティ」(敷地面積 約61 千㎡、店舗面積 約30 千㎡、駐車台数 約2,200 台)を新設した。同店舗は、地域再開発計画の中心施設という位置づけの下、地元市民の皆様から募集した独自のネーミングを冠し、日常を豊かにする品揃えと三世代が楽しめる多彩な専門店の競演により、下関副都心における新たな街作りに貢献していく。
今期は、うきは店(福岡県うきは市、店舗面積 7,350 ㎡)及び津山店(岡山県津山市、店舗面積 2,500㎡)を新規開設するとしている。
以上であるが、既存点ベースではも少し落ち込んでいる。広島の大型開発もあるが、時代に即応し以前より出店舗の大きさが小さくなってきているようだ。
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年2月期
500,293
20,412
19,638
12,734
10年2月期
492,140
20,410
19,730
8,752
11年2月期予想
494,300
21,400
20,100
9,700
 
[ 2010年4月12日 ]
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