井筒屋/子会社は営業利益段階から赤字
同社は、北九州市の顔であるが、本体がきつい状態であり、それに加え山口銀行から抱えさせられた子会社が営業利益段階から赤字で重荷になっているという2月期決算を発表した。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
09年2月期実績 | 109,006 | -184 | -156 | -4,888 |
10年2月期実績 | 96,709 | 724 | 277 | -3,308 |
11年2月期計画 | 85,900 | 2,600 | 1,950 | 1,450 |
10年2月期実績 | 総資産 | 純資産 | 自己資本 | 自己資本率 |
74,012 | 3,100 | 3,100 | 4.2% |
/百万円 | 本体除くグループ | 本体 |
売 上 高 | 26,406 | 70,303 |
営業利益 | -761 | 1,485 |
経常利益 | -335 | 612 |
当期純損失 | -506 | -2,802 |
コレットと井筒屋を再編させ、コレットをパルコ化させる方法も考えられる。ユニクロ・H&M・FOREVER 21などにフロアー貸しして入居させるなどの方法が面白かろう。
北九州が変わったというイメージは、井筒屋の動き次第だろう。絶対多数の客を入店させなければ、手の打ちようもなく、先も見えてこない。
今では40歳台前半まで「おねえちゃん」になっており、ファッションの購入先も「おばぁちゃん」対応の店には行かない。コレットを0~40歳までをターゲットする店舗に、30歳オーバーを井筒屋にシフトしなおすことが必要。
これまで200万人商圏に対して殿様気取りで胡坐をかいていた井筒屋であり、時代の変化に対しドラスチックな転換が求められる。既存の改革路線でコチャコチャやっても、一時的な変化はあったとしても先は見えてこない。
北九州経済圏と山口県西部の中核商業地と小倉再生の鍵を握るのが井筒屋であり、グローバルな転換が求められる。
本店・黒崎・コレットを残し、他は全店食鮮スーパーにしてしまい、うまくいかなければ順次売却するか閉鎖すればよい。そのためにも3店舗で稼ぎ出しておかなければ、僅かになっている自己資本がすぐ底を打つ。
(コレットの通路は狭い乳母車の女性客が困っていた。コスモス薬品を見習おう)
北九州市 | 982,319 |
下関市 | 281,537 |
長門市 | 38,581 |
山陽小野田市 | 64,734 |
宇部市 | 174,117 |
行橋市 | 70,064 |
苅田町 | 34,852 |
みやこ町 | 21,667 |
築上町 | 19,561 |
豊前市 | 27,171 |
中間市 | 44,266 |
直方市 | 57,189 |
若宮市 | 30,465 |
鞍手町 | 17,107 |
水巻町 | 29,468 |
遠賀町 | 19,310 |
北九州商圏 | 1,912,408 |
[ 2010年4月16日 ]
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