アイコン くらコーポレーション/第2四半期、利益上方修正 魚価値下がり益

くら寿司を展開するくらコーポレーションは、2010年10月期第2四半期個別業績予想を修正した。売上高343億45百万円(前回予想比▲0.8%減)、営業利益25億98百万円(12.6%増)、経常利益27億40百万円(12.9%増)、当期利益15億63百万円(18.9%増)となる予想。営業利益、経常利益、当期利益については、魚価等の食材原価の下落や業務の効率化などにより、前回発表予想を上回る見込みとなったとしている。 

魚価が高級魚を中心に値下がりが続いている。不況により家庭での食事が増加しているが、安い価格の魚しか買わないようである。そのため安価な価格帯の魚の販売競争で、安価な魚も更に安くなっている。
高い黒マグロも養殖物が増加中でかなり安くなってきた(養殖物の宿命)。養殖物は、寿司店で尊ばれている。理由は天然物に較べ安く、またトロ部分が多くあるからである。牛もビールを飲ませるとかが以前放映されていたが、マグロも養殖の餌でどうにでもなり、また限られた円形内の網の中で育てられることから超肥満体(油が乗っている)のようだ。
高い天然マグロも消費が少なくなれば当然値下がりする。養殖物は、国内ではニチロ・近畿大学・双日・日水・マル源グループ・ブリミーなどあるが、世界的な天然物の漁獲制限で、今では地中海はじめ世界各地で行われている。
 養殖業を営む漁師が今は餌代も出ないと嘆いている。
 

[ 2010年5月28日 ]
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