アイコン 鉄建建設・大豊建設・森組・松井建設/3月決算

鉄建建設 JR頼み
同社は、株主のJR東日本をはじめ鉄道会社から安定した鉄道工事と建築工事の受注が見込まれ、一時的な落ち込みはあっても継続した落ち込み要素は少ない。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
153,275
2,915
2,452
1,065
10年3月期実績
139,229
2,158
1,843
286
11年3月期予想
147,000
3,300
2,700
1,900

 
 
大豊建設 低空飛行続く
同社の建設事業での売上高は、土木工事が393億26百万円(前期比▲21.9%減)、建築工事で362億85百万円(前期比▲27.1%減)、合計756億12百万円(前期比▲24.5%減)となった。なお、官民別比率は、官公庁工事48.9%、民間工事51.1%。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
142,353
1,516
1,950
-3,536
10年3月期実績
120,978
2,261
1,706
624
11年3月期予想
122,000
1,400
1,200
600

 
 
森組 大幅減収、今期は売上高回復へ
同社は、量的受注増大から質的な充実へのシフト、ヒートアップした低価格競争を回避し、利益性や生産性の向上を考え、安全と品質、技術や提案力での優位性の獲得に挑み、内部統制や情・会計の新たなシステムの構築を通じ、年度中1 件も滞留債権を発生させないリスク管理重視の新たな経営スタイルを推進し実現。具体的には、土壌汚染、アスベスト除去など環境対応の維持管理やリフォーム、コンバージョン事業など提案型やフィービジネス重視に大きく舵を切った。
その結果、連結工事受注高は296億42 百万円(前期比▲19.3%減)となり、リスク管理重視の戦略的判断もあり減少。この工種別内訳は、土木工事44.2%、建築工事55.8%の割合であり、また発注者別内訳は、官公庁工事46.3%、民間工事53.7%の割合となったとしている。
フィービジネスなど役員が取り仕切るような業務は、社員のヤル気にも関係し、安直にすべきではなかろう。(何故、舵を切っているのに今期は、営業利益率が悪化する予想なのだろうか)

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
40,239
645
531
-280
10年3月期実績
29,040
552
411
381
11年3月期予想
38,870
525
365
325

 
 
松井建設 神社仏閣も競争厳しい
同社の売上高は、前期比伸長したものの、焦付処理が13億55百万円発生して赤字になったとしている。神社仏閣だけは全部受注するような動きをしなければ、高品位なゼネコンだけにジリ貧になる可能性もある。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
73,901
576
844
282
10年3月期実績
78,145
865
1,075
-619
11年3月期予想
72,000
700
900
450

 
[ 2010年5月17日 ]
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