アイコン 上組・三井住友建設・三井住建道路・安藤建設・ハザマ・麻生フオームクリート3月決算

上組 今期は回復へ
同社は、港湾荷役と倉庫の2本柱であるが、自動車運送関連事業は前期比▲5.6%減の319億4百万円、倉庫工場荷役請負業は▲11.3%減の156億48百万円、重量貨物運搬業は▲24.8%減の55億56百万円、倉庫業は▲5.2%減の184億1百万円となるなど、物流事業部門の作業収入は前期比▲10.4%減の1,851億98百万円となっている。
 
こうした状況下では日本レップやコマーシャル・アールイーの物流倉庫は大型の倉庫だけになかなかテナントは決まらないだろう。東京建物のように向こう2年間家賃タダなどの施策を打ち出せば、決まるかもしれないが・・・・。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
217,797
21,058
22,566
12,945
10年3月期実績
193,870
18,869
19,928
11,254
11年3月期予想
212,000
21,700
22,600
13,100

 
 
三井住友建設 大幅売上減 
同社は大幅な売上高減少に対して今後の事業戦略の骨子を次の通り発表した。
.国内土木部門については、得意分野であるPC橋をコア分野とし、技術提案型総合評価方式を中心に土木部門の収益基盤を強化するとともに、市場規模の大きい“トンネル分野”にも注力し、“PC橋分野”に次ぐ第二の柱とする。
.国内建築部門については、業界トップクラスの技術力を誇る超高層住宅を核に、受注拡大・収益力の向上に向けて営業力・競争力を強化する。
.海外事業部門は、アジアを中心として、海外現地法人を含めた施工体制及びリスク管理体制を整備し、営業展開・需要開拓を更に進める。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
396,065
4,474
1,609
-5,147
10年3月期実績
336,476
6,601
5,501
2,543
11年3月期予想
317,000
4,600
3,000
1,700

 
 
三井住建道路 今期は材料高で利益減予想
同社は、材料高としているが、NIPPOや前田道路はアスファルト合材でボロ儲けしている。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
29,611
753
758
302
10年3月期実績
28,303
969
987
556
11年3月期予想
33,300
490
500
240

 
 
ハザマ 土木に重点シフト
同社は土木工事が55%、建築工事が44%のゼネコン。官庁工事の売上高が39.4%、うち土木が631億円、海外工事売上高が176億円となっている。繰越高は、前期比約253億円減じて2,049億円。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
224,276
4,446
2,655
1,002
10年3月期実績
191,877
1,750
581
-1,743
11年3月期予想
193,000
3,800
2,400
1,000

 
 
安藤建設 売上高30%落ち込む
 同社は、前期比30%m売上高を減少させている。
同社単体の受注高は、前期比2.4%増の1702億53百万円。受注増加の要因は、国内民間建築工事の受注が前期比4.1%増の1361億04百万円となったこと等によるとしている。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
226,398
4,258
3,161
622
10年3月期実績
159,725
2,644
1,706
646
09/3 / 10/3
-29.4%
-37.9%
-46.0%
3.8%
11年3月期予想
172,000
2,700
1,500
300

 
 
麻生フオームクリート 空洞充填や地盤改良工事大幅減少
 元首相のお膝元の麻生グループで唯一上場しているのが同社である。
同社は、気泡コンクリート工事部門は、空洞充填工事の受注高が612百万円(前期比41.6%減)と前期比大幅に減少したが、用水路トンネル関係の物件を中心に受注が計画以上だったことや、軽量盛土工事の受注高が1,348百万円前期比63.9%増)とほぼ計画どおりだったこと、また管路中詰工事の受注高が975百万円(前期比49.8%増)と見込んでいたガスパイプライン関係の大型物件を中心に順調に受注出来たことなどから計画より大幅に増加し、気泡コンクリート工事部門の受注高は2,936百万円(前期比16.4%増)と増加した。気泡コンクリート工事部門の完成工事高は2,921百万円(前期比46.7%増)と増加した。
地盤改良工事部門の受注高は691百万円(前期比34.7%減)と計画を大幅に下回り減少いたしました。地盤改良工事部門の完成工事高は697百万円(前期比47.2%減)と減少した。

09年3月期実績
3,555
84
102
23
10年3月期実績
3,839
15
23
35
11年3月期予想
4,001
62
62
32

[ 2010年5月18日 ]
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