大建工業 エコ素材事業を強化/3月決算 増収増益
同社の主力事業であるエコ素材事業は、ダイライトの売上は新設住宅着工戸数減少の影響を受けたが、生産技術の改善により利益率を大きく改善した。インシュレーションボードは用途展開を進め、前期比並みの売上を確保、ビル・店舗向けロックウール天井材が伸張したダイロートンは、前期を大きく上回る売上となり、収益の柱に成長した。
MDF(木材粉を固めた合成材)は、ダイケンニュージーランド社を加えた、海外3工場体制のもとで事業の拡大を進めている。
床材を中心とする内装材事業は、生産拠点集約に伴いWPC床材の生産ラインを新設、生産性の向上と固定費の削減を進めた。
製品面は、国産針葉樹合板と特殊MDFを組み合わせたエコ台板採用の床材「フォレスハード」、新技術を導入することで意匠性を高めた高機能WPC床材「エクオスロッゾ」「エクオスミラー」を新発売、市場ニーズに対応した品揃えの強化を図っている。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
09年3月期実績 | 150,325 | 1,830 | 1,331 | 598 |
10年3月期実績 | 140,936 | 3,010 | 2,819 | 511 |
11年3月期予想 | 144,000 | 3,800 | 3,600 | 1,400 |
[ 2010年5月19日 ]
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