アイコン ヒガシマル/3月決算 回復基調

同社は水産事業について、配合飼料の値下げに加え、鮮魚市況の低迷や赤潮被害(有明海-不知火海)により、ハマチやマダイなどの飼育尾数が減少した結果、売上高は66億23百万円と前期と比べ8億20百万円(▲11.0%)の減収。生産活動の効率化による原価率の逓減と経費節減に努めた結果、営業利益は2億93百万円と前期と比べ46百万円(18.6%)の増益を果たした。

食品事業におきましては、大口販売店向けのPB商品(即席麺類)や低価格志向に即応した新商品
(皿うどん類)の売上が好調であった結果、売上高は15億69百万円と前期と比べ1億33百万円(9.3%)の増収。生産量の増加に伴い原価率が下がったことと経費節減に努めた結果、営業利益は90百万円と前期と比べ71百万円(375.5%)の増益。
 即席めんは、日清向けのOEM生産を止め、自社ブランド化したが、販売ルート確立に苦労、やっと報われてきているようである。
 食品業界も保守的な取り扱いが殆どで、スーパーに対して強いメーカーは置いてやる、弱いメーカーは置いてくださいといっても置いてくれない。しかし、スーパー業界も大きな変革期を迎えており、営業努力次第でチャンスは拡がるものと思われる。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
8,879
65
71
-92
10年3月期実績
8,192
197
246
85
11年3月期予想
9,160
219
287
148

[ 2010年5月19日 ]
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