アイコン NIPPO・ライト工業・不動テトラ3月期決算

NIPPO不動産事業は不振

同社は、道路工事から・土木・アスファルト合材・不動産事業から不動産開発事業へ進出するなど幅が広い会社である。
同社の主要部門である建設事業①は、受注高は2,696億51百万円(前期比▲7.9%減)、完成工事高は3,059億75百万円(前期比6.3%増)、営業利益は112億47百万円(前期比41.9%増)と大幅増益となっている。

アスファルト合材当の製造販売事業は、売上高は730億94百万円(前期比▲4.5%減)、営業利益は138億95百万円(前期比96.6%増)となり、これまた大幅利益増。
アスファルト合材の製造数量は1,030万t(前期比▲1.6%減)、販売数量は724万t(前期比▲5.4%減)と、大きく落ち込んでいない。
不動産開発事業は、分譲マンションや宅地開発を行っている。しかし売上高は189億10百万円(前期比46.7%増)増加したものの、利益は営業利益段階で4億81百万円(前期比4億33百万円の営業損失)の赤字となっている。分譲マンション等の大幅値引きによる早期販売をした結果であろう。

 福岡でも鹿部や東福間で宅地造成を完了させ販売中である。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
388,480
9,149
10,195
3,857
10年3月期実績
408,413
19,643
20,122
11,784
11年3月期予想
400,000
16,000
16,600
8,800


ライト工業 海外工事完工で増収増益

同社は、法面工事・地すべり対策工事・基礎地盤改良工事などが得意で、災害国日本の道路事情からして旧道路公団や国などから比較的安定的に発注されるものと思われる。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
63,063
-1,728
-1,767
-5,470
10年3月期実績
72,979
3,373
3,473
2,372
11年3月期予想
66,000
1,000
1,000
700

 
 
不動テトラ 厳しさ続く
同社は、地盤改良分野で、深層混合処理工法である「CI-CMC工法」など高い技術持つが、公共投資予算の減少ではどうにもならない。土木工事・地盤改良工事・ブロック工事が同社の3本柱。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
71,937
-5,420
-5,346
-6,394
10年3月期実績
67,405
556
676
286
11年3月期予想
63,600
1,100
1,100
600

[ 2010年5月17日 ]
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