アイコン 山っ気のヤマノホールディングス 3月決算 売却続く子会社や事業部門

M&Aを連発して売上高を増進させてきた同社も、消費不況に行き詰まり、会社を切り売りするなど再建の途上にある。この間買収のやり過ぎ。

平成21年4月10日、㈱全国教育産業協会の全保有株式を㈱ネクシィーズに譲渡、
平成21年9月29日、連結子会社である丸善ヤマノ㈱の洋装事業を㈱グランドロジに事業譲渡、
同日付で㈱ヤマノリテーリングスの一部和装店舗24店舗を㈱ら・たんす山野へ譲渡、
平成22年3月1日、和装事業の一部部門「きのはなカンパニー」を㈱きのはなへ譲渡するなどしている。(形式的な部分があるような気もする・・・)
平成22年5月20日に㈱植木商店(大阪市)に化粧品販売事業の一部であるコスモプリエール事業を売却。・・・8百万円で売却するとは、そこまで資金繰りが悪化したままなのであろう。
財務面は、平成21年3月期、債務超過であったため、資本増強策及び美容事業の新規出店費用の調達を目的として、平成21年10月15日第1回新株予約権を発行し、当期においては当該新株予約権の行使により1億56百万円の資金を調達。また、平成22年3月29日社債3億11百万円の現物出資(DES)による優先株式を発行して債務超過を解消している。
消費活動が今期も回復しなければ、最終的に本家が支援しなければ、どうにもならないだろう。支援するかどうかはわからない。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
49,016
-948
-809
-801
10年3月期実績
31,366
59
11
308
11年3月期予想
26,400
400
250
87
10年3月期実績
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
12,552
2,117
290
2.30%

 
[ 2010年5月21日 ]
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