アイコン 積水化学調査/55歳から69歳が住居のリフォーム検討

積水化学工業(セキスイハイム)の調査研究機関である住環境研究所は、「中高齢者の生活意識と老後の住まい」調査を行い、6月10日結果内容を発表した。
定年退職した団塊世代も、まもなく高齢者(65歳以上)の仲間入りをするが、今回の調査では、(1)老後の住まい計画と住まいの重視点(戸建)、(2)中高年齢層の健康意識やお金についての考え方などの生活意識について、全国の55歳~69歳の男女690人にアンケート調査したものである。

1.老後の住まい計画
(1)老後の住まいの改善を考えた35%

「実施した」が15%、「計画中」が20%。35%の人が老後の住まいの改善を考え、長期化する老後に向けた住まいを検討している。
(2)改善理由、「バリアフリー」と「自分の好み・コンパクト」の2つの流れ
年齢別でみると50代の後半は身体機能低下の認識からこれをカバーする住まいへの関心が高く、60歳以上になると長い老後のことを考えて、自分の好み・家の中での楽しみ・コンパクトな住まいへの要望が高まっている。 

2.老後の住まいの重視点
(1)維持管理のしやすさが第1位

老後の住まいとして重視する性能の第1位は、「家の維持管理が楽で、メンテナンスがいらない」。高齢期では身体の低下や経済面から、家の維持管理のしやすさが重視されている。
(2)バルコニーの有効活用に関心
当研究所が提案した“6つの戸建スタイル”の中で最も支持されたのが「バルコニーを有効活用した住まい」、それに次ぐのが「オープンキッチン・ダイニングが連続した広々空間の住まい」。

3.中高齢者の生活意識
定年退職すると生活スタイルもお金についての考え方も変わる。健康意識についてはすべての項目で女性が男性を上回っており、女性の健康意識が高いのが特徴。また、節約意識は高く、8割の人が「家計・維持管理費を見直し、日常の生活費を節約する」としている。
 

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[ 2010年6月14日 ]
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