アイコン 粉末野菜/好調

次世代の食品のような粉末野菜、最近ではダイエット食として脚光を浴びている。飲み物用からパン生地用など食方法は多彩。減圧平衡発熱乾燥法により製造するようだが、その野菜も青物野菜・ピーマン・レンコン・薩摩芋などなど今では何でもある。材料の野菜は形状にこだわらないことから野菜産地も助かっているという。 

先ごろ天候不順でキャベツ1玉が300円を超えたりしたが、農林水産省は、(廃棄される)形の悪い規格外品を市場に投入するよう産地に呼び掛けた。今回の天候不順による野菜高騰は、最近の好天気で普段の価格に落ち着いたが、野菜の持つ栄養価は値段に左右されるものではなく、形状にも関係ない。
廃棄されてきた規格外野菜を粉末にしてもごく一部しか栄養価は毀損せず、野菜不足やダイエット中の御仁にはこの粉末野菜が必須アイテムとして注目されだしている。色々な粉末野菜を混ぜ青汁感覚で飲んでもよい。

大手スーパーの契約農家への買い付けは、一定の大きさと見た目の良さを求め、それも一定期間しか農家から購入しない。購入する産地を南から北へ北上させていくからであるが、当然出荷できなかった野菜が大量に残る。超安売りの野菜屋はこうしたスーパーが購入期間を過ぎ、買ってくれない野菜を農家から安く買い叩いて購入して、提供しているのである。農協がこうした粉末野菜作りを農家と共同して行えばよいが、今の農協は農水省の外郭団体のようなもの、何のアイデアも浮かばず出せもしない。

話は戻るが、粉末野菜は通常物で80グラム600円~800円程度でネット販売されている。レア物は当然高いが、今後差別化も進めば、有機野菜の粉末野菜もお目見えするものと思われる。全く嵩張らなく、何種類もの野菜を一度に食することができる。
 

[ 2010年6月 1日 ]
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