アイコン パナソニック電工/三洋電機の太陽電池使用の住宅用太陽光発電システム販売開始

パナソニック電工株式会社は、住宅用の太陽電池モジュールとしては世界最高水準のモジュール変換効率16.8%(公称最大出力215W/枚)の単結晶系ハイブリッド型太陽電池モジュール「HIT(ヒット)太陽電池(三洋電機製)」を採用した「パナソニック 住宅用太陽光発電システム HIT215シリーズ」を2010年7月1日から発売する。

モジュール変換効率が高いため、狭小地での住宅などにも最適。また、優れた温度特性により、夏場の高温時でも高出力を確保。新築向けのオリジナル工法による「野地ぴたFタイプ」と、リフォームにも「屋根置きタイプ」を品揃え。パナソニックの家電ルート、パナソニック電工の住建、電材ルートの各販売チャネルの特性をフル活用し、販売拡大を目指すとしている。 

三洋電機の太陽電池は、シャープ品などより高出力で定評があるが、これまでジリ貧の経営状態で広告予算もなく、世間に知られることが少なかった。早速パナソニックが三洋電機の美味しいところを食べ始めた。三洋電機は結構開発力を有していたが、営業戦略が下手で松下はじめ他メーカーに真似され、物にすることが少なかった。三洋電機の最大の失敗は、中国での合弁進出にあった。合弁提携先のハイアールに白物家電のノウハウを全部持って行かれてしまったことにあるとされ、その後三洋電機は中国から撤退、ハイアールの白物家電の品質が優れる結果をもたらしている。
 

[ 2010年6月 2日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク