アイコン ラーメンの「博多一風堂」 元気な河原社長 今度は久住で農業参入

一風堂 ラーメン店「博多一風堂」などを展開する力の源カンパニー(福岡市、河原成美社長)は14日、竹田市久住町での農業参入を表明した。
自社などで用いるタマネギ、ジャガイモといった野菜を生産する。2013年度には自社農場分で1500万円の売り上げを目指す。同社の農業参入は初めて。

既に、現地に全額出資の農業生産法人「くしふるの大地」を設立。今月からスイートコーンを栽培し、3ヘクタールで青ネギなど5~6品目の生産に着手する計画。
農産物は、同社など外食産業者でつくるCBS有限責任事業組合(共同仕入組合、東京都)を通じ、各事業者の店舗へ販売する。自社農場以外にも竹田市内などの農家からも集荷。「くしふるの大地」は13年度に計5000万円の売上高を目指す。
 力の源カンパニーの「くしふるの大地」は、農場を含む周辺の土地52ヘクタールを取得。向こう9年をめどに観光農園、食育・農業体験施設も展開する方針。総事業費は約5億円を見込む。
進出地を決めたのは、新型店舗で提携する竹田市の和太鼓演奏集団「TAO」との交流がきっかけという。「TAO」は福岡でも公演活動を積極的に行っている。
河原社長は「自分たちで作った食材を供給したい思いは前からあった。ほかの農業法人ともネットワークを築き、日本の農業活性化に貢献したい」と話している。
 

[ 2010年7月16日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク