アイコン ユニクロ柳井社長のキャビン処分について (投稿に寄せて)

<企業の論理と人>

ユニクロバングラデシュのグラミン銀行傘下企業とバングラデシュへの企業進出契約を締結して、
世界を相手にパフォーマンスを打ったユニクロであるが、実際のところ、賃上スト続出の中国(ユニクロ生産基地)の今後を懸念して、繊維産業が盛んで、最貧国のバングラデシュへ進出する必然性があった。マスコミを旨く利用したともいえるが、バングラデシュも当然ありがたいと思っているだろう。
しかし、国内では、過去女性カジュアルファッションで一斉を風靡した「キャビン」がゴミのようにユニクロにより捨て去られようとしている。全国に206店舗、423名の社員が在籍する。パート・アルバイトを入れたら1,000名を超すだろう。ゴミのように・・・。

奢れる者久しからず

JC-NETにキャビン関係者と思われる方から「残念です」という表題で投稿が来ている。内容を紹介する。

投稿者 = キャビン

「残念です。」
会社をかって、強引なリストラの末、多くの社員と家族を路頭に迷わせ、成功するならまだしも失敗の末、壊れたおもちゃのように捨てるとは本当に意味がなく社会にとっても大きな迷惑です。できもしないM&Aをやってほしくありません。会社を買うのなら、会社を守る覚悟を持ってかっていただきたい、そこに働く社員は、生身の人間で、買った会社の単なる道具ではないのですよ。
札束で人の顔を殴るような仕事・・・尊敬できません。
48年間のキャビンの歴史は終わります。ユニクロの社員にとってキャビンは、早くリセットさせないといけない点が取れなかったゲームの様な物なのでしょう。
以上。

ユニクロは30億円の特損を出すそうであるが、30億円を付けてキャビンを引き取ってもらう会社(例えば伊藤忠etc)を探すべきでは・・・。

 

[ 2010年7月27日 ]
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