TOTO 大建工業 YKK等と組み ショールーム開設
リフォームの住宅エコポイントでも、その強さを見せ付ける住生活グループ、取り囲みをブランド力で推し進める「おうちまるごと」のパナソニック、TOTOとYKK-AP、大建工業は以前からTDYネットワークとして提携していたものの鳴かず飛ばず、やっと大阪に2つ目となる共同店舗を開設する。3社は02年2月にリフォームの商品開発や販売支援で業務提携を結び、04年に設けた広島市に続くショールーム開設。今回は関西の中心ビル「梅田阪急ビル」20階に設け、面積は約2,800平方メートル、アドバイザーを計47人配置するほか、3社が共同開発した業界初の住宅リフォーム診断も紹介するという優れもの。
TOTOは、系列の直営や代理店でTOTO水彩プラザを展開しているが、代理店任せでまとまりがなく、親会社として今ではTV-CMもしていない。折角全国に作ったTOTO水彩プラザを活かしきれず、そのリフォームも宣伝は水廻りに特化させたままである。代理店経営のTOTO水彩プラザでは、既に内装リフォーム全般を請け負っているのが現実である。
TOTO水彩プラザでリフォーム全般を積極的に受注させ、3社の商材を落とし込めば業務提携枠も広がろというもの。TOTOは、梅田阪急ビルの20階に共同ながら出店する費用があれば、水彩プラザの後方支援(工事会社や商材のネツトワーク化及び宣伝・キャンペーン)も大々的に行うべきであろう。
TOTOは直接の販売子会社を各地に有しており、逆に代理店を圧迫している地域もある。
住生活(トステム+INAX)は、1兆円企業となり底力を有しており、TOTOの強い部分を一層侵食してくるものと思われる。
連結/百万円 | 2008年3月期 | 2009年3月期 | 2010年3月期 | 2011年3月期予 |
売上高 | 501,060 | 464,505 | 421,929 | 430,000 |
営業利益 | 22,722 | 6,566 | 6,589 | 10,500 |
経常利益 | 19,227 | 5,936 | 7,339 | 11,500 |
当期利益 | 13,239 | -26,261 | 878 | 6,000 |
総資産 | 451,744 | 388,645 | 378,266 | |
自己資本 | 226,241 | 180,243 | 183,672 | |
資本金 | 35,579 | 35,579 | 35,579 | |
有利子負債 | 68,853 | 69,889 | 62,014 | |
自己資本比率 | 50.10% | 46.40% | 48.60% | TOTO決算 |
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